『サイレント・トーキョー』——Xmasの東京が静かに崩れる、爆弾予告サスペンスの臨界点

12月24日、東京。クリスマスの浮かれた空気の裏側で、一本の電話が街の神経を切り裂く。
「恵比寿に爆弾を仕掛けた」——通報先はTV局。半信半疑で現場へ向かったのは、局の人間・来栖公太。ところが“中継”は、正義の確認でも事実の検証でもなく、犯人が用意した舞台装置だった。来栖は現場に居合わせた主婦・山口アイコとともに罠にはまり、気づけば世論の前で「実行犯」に仕立て上げられていく。その一部始終を、朝比奈仁が静かに見つめている——そして爆発は起きる。

次の犯行予告は、動画サイトにアップされる。
標的は渋谷・ハチ公前。要求は首相との生対談。期限は午後6時。
突拍子もないのに、無視できない。都市は“恐怖の空気”に弱いからだ。警察は一帯を封鎖し、刑事・世田志乃夫と泉大輝は独自の捜査を進める。一方で、不可解な行動を取るIT企業家・須永基樹、イヴの夜を楽しみたい会社員・高梨真奈美、視聴率を狙って煽り続けるマスコミ、面白がって集まる野次馬たち——それぞれの思惑が渋谷に流れ込み、街は「事件の現場」ではなく「感情の渦」へ変わっていく。

この作品の恐ろしさは、爆弾そのものより、反応が連鎖していくスピードにある。
善意は空回りし、正義感は暴走し、好奇心は炎上へ化ける。誰かが“拡散”した瞬間に、別の誰かの人生が決まってしまう。犯人が狙うのは物理的な破壊だけではなく、情報と視線で人を追い詰めること。だから観ている側も、いつの間にか「自分ならどうする?」を突きつけられる。

舞台がクリスマス・イヴなのも残酷だ。
本来は祝う夜なのに、街は秒単位で不穏になっていく。封鎖線の内側と外側、テレビの画面の中と外、当事者と観客。境界が溶けるほど、渋谷の“その時”は避けられなくなる。タイトルが示す静けさは、無音ではない。悲鳴の前の沈黙だ。

そして、観終わったあとに残るのは「怖かった」だけじゃない。
事件を煽るメディア、群衆の熱、都合よく切り取られる言葉。現代の都市が抱える弱点が、フィクションの形で露出する。だからこの映画は、スリルを楽しむ一本でありながら、どこか現実の手触りを持っている。

観るなら、オンラインで一気に走り切るのが一番合う。
途中で止めると、緊張が中途半端に残るタイプだからだ。ABEMAなら作品ページからそのまま再生でき、スマホでもPCでも“今すぐ”入れる。やることは簡単。
①ABEMAで「サイレント・トーキョー」を検索して作品ページを開く
②「本編」を選んで再生
③表示が「無料」の場合は期限つきなので、ページの表示(無料/プレミアム、残り日数)を先に確認
④気に入ったら「マイリスト」に入れて、後で迷わないようにする

ABEMAプレミアム
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おすすめの観方は2つある。
・情報戦を追いたい人:来栖とアイコが“実行犯”に仕立て上げられていく流れに集中し、どこで情報が歪むかを見る。
・群像劇が好きな人:刑事、IT企業家、会社員、メディア、野次馬の動きが交差する瞬間を拾い、誰が何のために動いているかを整理しながら観る。
どちらにせよ、午後6時へ向かうカウントダウンが近づくほど、息が詰まる。

ABEMAで観るときは、視聴環境の作り方もコツになる。
イヤホンで観れば、街のざわめきやニュース音声の“現実感”が増して緊迫が跳ね上がる。逆に大画面なら、封鎖線の群衆や渋谷の空気の密度が見えて、群像の怖さが刺さる。途中で中断しそうなら、先にマイリストへ。視聴履歴から戻れるので、続きへの復帰が速い。

そして、作品の性格上「同時に起きている出来事」を見落とすと面白さが減る。
ニュースの見出し、現場の一言、SNS的な騒ぎ——“情報のノイズ”が物語の燃料だからだ。だからこそ一気見が向く。再生したら、午後6時の期限が来るまで、あなたも渋谷のカウントダウンに参加することになる。

なお、作品ページの表示が「プレミアム」になっている場合は、会員プランで視聴できる回だ。広告の有無や視聴の快適さを重視するなら、視聴スタイルに合わせて選ぶのも手。まずは無料で触れて、気に入ったら快適に一気見——これが一番失敗しない。

今夜、渋谷へ行く必要はない。画面の向こうで起きる“静かな崩壊”を、まずはオンラインで体験してほしい。
そして、見終えたあとに「街の見え方」が少し変わる。そこまで含めて、この作品は効く。今すぐ再生して、午後6時まで走り切れ。

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